何かがきっかけになって、急に物事の実態などがよく見え、理解できるようになるたとえ。
これを「目から鱗が落ちる」といいます。
ある講師の、たった一つのツイートが、私の資格勉強に対する考え方を大きく変えました。
まさに目から鱗が落ちた瞬間でした。
この記事が、読んでいる方にとって微力ながらお力になれれば幸いです。
「彼を知り己を知れば百戦殆からず」
孫氏の兵法でこんな言葉がありますよね。
「己を知る」とはどういうことでしょうか?
「成績が全然上がらなくて…」
↓
「では、無権代理人に対して責任追求をするための要件を言ってみてください。」
↓
「えーと…」
↓
「質問を変えます。行手法上の、不利益処分の定義を言ってみてください。」
↓
「いや、そこも…」自分の経験上、悩んでいる方の80%くらいが、こんな感じです。
— 平林勉(行政書士試験講師) (@hiraba_t) August 2, 2022
平林先生の仰る通りだと思いました。
初学者がなぜ成績が上がらないのか?という点について、「己を知る」という作業が必ず必要になってくると考えます
問いかけられたら即答できるかというのは、本試験でとても重要な能力になってくると考えます。
今回の平林先生の質問は、重要度Aの基礎的な知識だと思います。
無権代理人の責任追及要件。
行手法の不利益処分の定義。
重要度Aの解答すらソラで答えられないのは、アウトじゃないのかなと。
ソラで答えるというのが、受験生にとって必要な能力じゃないのかなと思いました。
「ソラで答える」というのは、理解と暗記が出来ている状態のことです。
悩んでいる人は悩む前にやるべきことをやっていない。ということですね。
定義や要件をパパっと即答できるようになるにはどうすればいいのか。
やはり暗記なのか、それとも理解なのか。
もはやどっちでも同じじゃないのか?
そもそも暗記と理解の違いってなに?
といろいろ考えました。
暗記をしようと思ったら、暗記する為に同じ文章を繰り返し読むことになります。
その過程で、このフレーズの次にどんな接続詞がきて、次にどんな単語が来るのかという組み立てを頭で思い出す作業が生じます。
結果的に理解が深まります。
暗記をしていくことで理解が深まった。
なので暗記とは悪いことじゃないと思いました。
ただ、その量を増やしていく過程でどこかで無理が生じる。
その無理が祟って情報過多になったり、勉強時間が足りなくなったり、様々な弊害が生じる。
そうしたときに暗記アンチになるんじゃないかなと考えました。
逆に、暗記ほど資格試験合格の再現性を高める作業は無いとも思いました。
いい面もあれば悪い面もある。
そういうことを意識して取り組むことが重要なんですね。
たった一つのツイートで、ここまで考えさせられる男平林さん
すげー人です。
こんな人から色々教わりたいと思いました。
その講師は、伊藤塾にいます。