宅建試験で宅建業法で満点を狙う事の弊害


みなさんこんにちは。
今日は宅建試験についてお話しします。
宅建試験の勉強をしていた時、多くの講師が口をそろえて言っていたのが、「宅建業法を完璧にしろ、満点を取れ」ということです。
しかし、結論から言うと、宅建業法で満点を取る必要も、それを完璧にする必要もありません。今日はその理由についてお話しします。

目次

結論

宅建業法で満点を取る必要はなく、完璧にする必要もありません。

理由

宅建業法の満点を目指すことには、実際にはいくつかの弊害があります。
満点や完璧を目指すと、試験が近づくにつれてやる気が削がれ、ストレスが増加します。
また、宅建試験では幅広い知識が求められるため、一部分に偏った勉強は全体のバランスを損なう可能性があります。

具体例

私自身、試験直前期の模試で宅建業法が20問中14問しか取れないという経験があります。
その結果、完璧にほど遠い状態でやる気をなくし、適当な勉強で終わってしまいました。
これは、満点や完璧を目指すプレッシャーが原因で、最終的には試験に落ちるという結果につながりました。
このように、満点を目指すことがかえって合格の妨げとなることもあります。

なぜ完璧を求めるのか?

なぜ多くの講師が満点を取るように言うのか、その理由は配点が高いからです。
宅建業法は50点満点中20点を占めています。
つまり、40%の配点です。
そのため、満点を取ることが合格への近道になると言われます。
しかし、満点や完璧を目指すと、試験が近づくにつれて、できないときのやる気が削がれます。

試験で一番大事なのは、最後まで諦めずに勉強に取り組むことです。
その姿勢が、試験直前期に驚異的な伸びを見せることにつながります。
普段通り、無理なく勉強を続けることが、長続きのコツです。
ただし、不安を感じている人ほど、直前期には自分を奮い立たせ、気合を入れることが有効だと私は考えます。

完璧が求められるほかの理由

もう一つの理由は、宅建業法が民法と比べて比較的簡単だからです。
しかし、宅建業法よりも民法で高得点を取る人もいます。
そういう人は、民法を強化すべきです。
民法は問題文が長く、読解力を要するため難易度が高いです。
しかし、民法の理解が深まれば、宅建業法も容易に感じるはずです。

近年では個数問題が増え、より満点を狙うことが難しくなってます。
なので、全体的にバランスよく勉強して知識を増やしていく事が重要です。

宅建業法を完璧に仕上げる時期

完璧を目指すことに反対しているわけではありません。
むしろ、完璧を目指すべきだと言っています。
一見、これは矛盾しているように思えるかもしれませんが、実際にはそうではありません。
完璧を目指すこと自体は、もちろん望ましいことです。
重要なのは、「完璧を目指すべき時期」があるということです。

勉強がある程度進んだ段階で、宅建業法に集中して追い込みをかけるのが賢明です。
この「追い込み」とは、重要なポイントの暗記や、繰り返し学習を行うことを意味します。
法令上の制限については、優先順位を最後にしても問題ありません。
過去問を徹底的に練習することで、平均点を取ることが可能になります。

つまり、勉強の初期段階では広範囲にわたる基礎知識の習得に焦点を当て、勉強が進んできたら、特定の分野において完璧を目指す追い込みをかけるべきというのが私の提案です。
このアプローチにより、試験準備を効率的に進めることができ、結果として高得点を目指すことが可能になります。

結論

したがって、宅建業法を含む宅建試験の勉強では、満点や完璧を目指すのではなく、全体的なバランスを考え、自分を過度に追い込まない勉強法が推奨されます。
最後まで諦めずに、無理なく勉強を続けることが、試験成功への鍵となります。

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