毎日だいたい1時間。座れない日は、聞くだけ、一問だけ。歯磨きのように「やらないと気持ち悪い」感覚で、淡々と触れ続けていました。
行政書士試験の4年目を始めた2024年12月、私が優先していたのは、やる気を上げることではなく、最初から気合いを入れないことでした。宅建も行政書士も複数回受験してきましたが、途中でやめずに続けてこられたのは、気合いを入れなかったからだと思っています。
この記事は2024年12月21日に公開した動画をもとにしています。2024年11月の試験(令和6年度)は自己採点で不合格と分かっていて、4回目に向けて勉強を再開したころです。先に書いておくと、私はこの次の年、令和7年度の試験で合格しています。
当時、動画に「こんなにサボっていていいのか、もっと死ぬ気で頑張ったほうがいいのでは」という趣旨のコメントがあった気がしていました。この回は、その声への私なりの答えです。
「気合いを入れない」を最優先にしていた理由

私は宅建も複数回受験していますし、行政書士も複数回受験しています。それでも途中でやめていません。長続きしている理由は、気合いを入れていないことだと思っています。
私はもともと勉強が苦手で、好きな人間でもありません。それでも今こうして「趣味です」と言い切れるのは、気合いを入れていないからです。気合いを入れて頑張って、それで長く続かないのなら、やる意味がないと思っています。どうせやめてしまうなら、気合いを入れすぎてやめてしまうくらいなら、最初からやらなくていい。だから淡々と続けることを、私は一番優先しています。
ちょうどそのころ読んだ、ある講師の方のブログにも近いことが書いてありました。昔は「四当五落」、睡眠時間を4時間に削れば合格して5時間眠ると落ちる、というような根性論があったそうです。でも、そういった根性論だけでは今は合格できない、モチベーションやメンタルの部分が一番重要だ、という内容で、共感しました。
資格の勉強が「趣味」になった経緯

もともと私の趣味はバイクでした。大型バイクを買って、ツーリングにお金を使うような生活をしていました。ところが子供ができてバイクに乗れなくなり、手持ち無沙汰になりました。じゃあ趣味は何にしよう、何で息抜きしようかと考えたのですが、他のことを試してもどれもしっくりきませんでした。
そんな時期に宅建の勉強をしていて、その延長で行政書士の勉強をしてみたら、これが面白かったんです。法律って面白いんだな、と気づきました。勉強していくうちに、行政書士なら農地の転用や建設業の許可のような単価の高い仕事があることも分かってきて、当時空回りしていた不動産業の仕事の支えにもなればいいなと思い、本気で行政書士を目指すことにしました。
過去問やテキスト、講義動画に一人で向き合う時間は、お金も時間もかかります。これって趣味と同じだと思ったんです。鉄道が好きな人がずっと鉄道を追いかけているように、カメラが好きな人がずっとカメラを触っているように、資格の勉強も一生付き合っていけるものだと思うようになりました。どうせ趣味にするなら、もっと価値のあるものに生かしたいと考えて、行政書士のその先にある予備試験も意識するようになりました。これが、いまの予備試験の勉強につながっています。
2024年12月の毎日の段取り

予備試験の勉強は、BEXAという通信講座に入って、憲法の講義動画を見始めていました。判例の解説が面白いと感じることもありました。ただ、まだ本腰を入れる段階ではありませんでした。
行政書士の勉強は、毎日だいたい1時間くらいでした。進め方は、講義動画を見て、テキストを読んで、過去問を解いて、事例問題を半分やる、というひとまとまりです。翌日はまずその復習をしてから、次の動画に進みます。これだけで1回30分から1時間くらいかかるので、進み方はどうしても遅くなります。
- 講義動画を見る
- テキストを読む
- 過去問を解く
- 事例問題を半分やる
- 翌日は、まずその復習をしてから次の動画に進む
座って勉強する時間が取れない日もありました。そういう日は、耳で聞くだけ、動画を見るだけ、一問だけ解くだけ、といった最低限のことだけはやるようにしていました。歯磨きと同じで、何もしないと気持ちが悪いのです。この感覚があったから、続けられたのだと思います。
当時の最優先は行政書士。予備試験は「触れるだけ」でした

その少し前の動画で、12月は憲法、1月は行政法、2月は民法、3月は商法・会社法という予定を話していました。ただこれは本当にざっくりしたもので、当てにしないでほしいとも話しています。
2024年12月の時点で、優先順位のいちばん上にあったのは行政書士でした。行政書士に受からないことには、行政書士と不動産業の「二足のわらじ」が成り立たないからです。だから予備試験の勉強は「触れるだけ」にとどめていました。全力で頑張ろうというより、法律を楽しみたいという方向です。社会人の受験生なので、限られた時間で短期に気合いを入れるのではなく、長い付き合いをしていきたいと考えていました。
目標は、2025年の行政書士試験に必ず合格すること。そのあとは予備試験に本腰を入れる。期間を決めることが大事だという話も聞いたので、2025年から5年と決めていました。当時44歳でしたので、50歳までに予備試験、その翌年の51歳で司法試験に合格できたらいい、という計画です。司法修習の時期は、合格してから考えればいいと思っていました。
結果として、2025年11月の試験(令和7年度)で行政書士に合格しました。気合いを入れないまま、です。
この話を動画で見る
もとにした動画:「やる気ゼロでもOK!4年目行政書士受験生が実践する淡々とした勉強法【進捗報告】」(YouTube・2024年12月21日)。
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