先に結論を書きます。 行政書士試験の問題集やテキストは、1周やっただけでは正直まだ「ひよこ」です。回数を重ねて、飽きるくらいまで周回することで、初めて知識がどんどん詳しくなっていきます。覚えては忘れ、また覚えては忘れを繰り返すのも、周回を重ねる過程では当たり前のことだと思っています。
この日は休みだったんですが、朝から事務所にこもって勉強していました。休みで来客もないし、事務所が一番集中できます。気づけば9時の時点で8時間くらい勉強していて、外は沖縄特有の急な土砂降り。もう十分だし雨も降ってきたので、今日はこのあたりで帰ることにしました。そのときに話したのが、今回の「周回」の話です。
1周やっただけでは、まだ「ひよこ」です

行政法の問題集を、例えば1周やっただけの人。これは、もう本当に「ひよこ」だと思います。
元々ある程度法律の知識があるなら話は別ですが、知識ゼロの状態から1周しかやっていないなら、まだひよこのレベルです。それが回数を重ねていくと、もう全然違う次元というか、「大わし」くらいまで変わってきます。それくらい、周回した回数で差が出ます。
マニアは、どうでもいいことまで知っています

ドラマでもアニメでも漫画でも映画でも、1回だけ見た人と、マニアのように何回も見ている人とでは、話がまったく合いません。
例えば『ターミネーター2』。1回だけ見た人の印象は、ジョン・コナーが爽やかにかっこよかった、サラ・コナーが強かった、1作目で悪役だったシュワルツェネッガーが2作目では味方になっていた、最後に溶岩の中へ落ちていく姿がかっこよかった、というくらいだと思います。
でも、2回、3回、あるいは100回見ている人はまったく違います。サラ・コナーを演じた俳優が何歳のときの作品か、監督がこだわった部分はどこか、音楽は実はどうだったか——正直「そんなことどうでもいいよ」と言いたくなるようなことまで知っています。それがマニアです。
これは勉強にも通じると思っています。何回も繰り返した人だけが、そういう細かいところまで知っている状態になれます。
漫画がテキスト、アニメが問題集、映画が模試

私が唯一、人に語れるくらい詳しいものといえば、ドラゴンボールくらいです。週刊少年ジャンプを毎週買って読んで、何回も読み直して、単行本も読んで、アニメも映画も見ました。ドラゴンボールに関してだったら、マニアの方に言わせれば負けるかもしれませんが、偏差値でいえば60くらいはあると思います(自信はないですが)。
例えばベジータの初期の戦闘力が18000だった、というくらいの細かい数字は、パッと出てきます。悟空が天下一武道会で天津飯と戦ったとき、神様のもとでの修行を終えた悟空がリストバンドや靴につけていた重りが1個あたり何キロだったか、というところまで、なんとなく数字が浮かびます(正確に覚えているかは自信がないですが)。
これは、漫画だけでなくアニメも映画も、飽きるまで繰り返し見た人だからこそ知っていることだと思います。行政書士試験も同じで、一般の人には答えられないような細かい知識が問われます。だとしたら、漫画がテキスト、アニメが問題集、映画が模試だと考えると分かりやすいと思っています。条文や判例がどの立場に当たるかは変わってくると思いますが、結局は「どれだけ知っているか」「飽きるまで見たか」が差になります。それくらい、行政書士試験のマニアになるつもりで周回するのがいいと思います。
覚えては忘れを繰り返す、それでいい

周回が大事なのは、問題集だけではありません。テキストもそうです。この超直前期の今の時期でも、私は今めちゃくちゃテキストを見ています。見るたびに「ああ、そうだったな」と腑に落ちる。この繰り返しです。
この日も、憲法の統治分野の条文を見返していて、「臨時会の召集は総議員の4分の1以上の要求」というところを、「あ、これ忘れてたな」と思い出しました。覚えては忘れ、覚えては忘れを繰り返してきたところです。民法や行政法でも、同じように「これも忘れてるな」というのがいくつもあって、その場で覚え直しました。
特に重要だと思っているのは憲法・民法・行政法の3科目で、中でも行政法と民法は特に重要だと思っています。ここを飽きるくらいまで周回するのが、とにかく大事です。テキストを読む、条文を見る、そして暗記する。この3つを、この時期からしっかりやっていかないと本試験で危ないと思っています。もう漫画とアニメは見た、あとは条文とテキストをちゃんと見ていこう、というところまで来たらいいと思っています。
この日は2025年10月22日で、本試験まであと18日くらいでした。皆さんも一緒に頑張っていきましょう。
まとめ
- 問題集もテキストも、1周やっただけでは「ひよこ」レベル。飽きるまで周回することで、知識がどんどん詳しくなる
- マニアは、どうでもいいと思えるような細かいことまで知っている。それは繰り返し見た・繰り返しやった回数の差
- 漫画がテキスト、アニメが問題集、映画が模試と考えると分かりやすい。行政書士試験マニアになるつもりで周回する
- 覚えては忘れ、覚えては忘れを繰り返すのは当たり前。それでも繰り返すことで腑に落ちていく
- 特に重要なのは憲法・民法・行政法。中でも行政法と民法は優先度が高い
- 超直前期こそ、テキストを読む・条文を見る・暗記する、の3つを回す
よくある質問
Q. 問題集は何周すればいいですか? A. 具体的な回数の目安があるわけではなく、「飽きるまで」というのが私の答えです。1周だけではまだ知識としてひよこの状態だと思っています。
Q. 覚えたことをすぐ忘れてしまいます。それでも大丈夫ですか? A. 大丈夫だと思います。私も直前期の今でも、覚えては忘れ、覚えては忘れを繰り返しています。それでもテキストを見返すたびに、少しずつ腑に落ちていきます。
Q. 特にどの科目を周回すればいいですか? A. 私は憲法・民法・行政法の3科目、中でも行政法と民法を特に重要だと思って周回しています。
