Cランクの問題を捨てるのは正解か|捨てていいのは「問題」で、「肢の知識」ではありません

深夜の机で問題集を前に、解く問題を選び迷う男性

先に結論を書きます。 民法・物権の勉強で、Cランクと評価された問題に一応目を通してみて感じたことです。Cランクの問題そのものは、出にくいだろうから目を通す程度でいいと思います。 ただし、その問題の肢の中で問われている債権譲渡や抵当権、先取特権といった知識は、Cランクという評価の枠に収まりません。捨てていいのは「問題」であって、そこで問われている「知識」ではない、というのが今回お話ししたいことです。あわせて、正答率7割の問題を確実に取ることを優先している、という話もします。

私は今、ウォーク問を中心に、憲法→民法→行政法→商法会社法の順番で勉強を進めています。この記事のもとになった動画(2025年4月)を撮っている時点で、民法はようやく前日に物権が終わったところでした。1月か2月ごろから始めているので、3か月経ってもまだ1周やりきれていません。かなりのスローペースです。1週間で7時間の学習時間を目標にしていて、達成できない週もあれば、超える週もある、という状況で進めています。

25分刻みで区切って勉強していて、簡単な問題なら25分で3問ほど解けます。ただ、物権の最後のほうで、かなり苦戦した問題がありました。そのときに考えたのが、Cランクの問題をどう扱うか、ということです。

目次

民法・物権の最後で、Aランクの複合問題に苦戦しました

難しい問題を理解しようとパソコンの図を見つめる男性

物権の最後に解いたのが、平成26年(2014年)の問30です。抵当権と債権譲渡が絡む複合問題と、先取特権と債権譲渡が絡む複合問題で、肢1と肢3が対象でした。判例をもとにした問題なのですが、判例を見ても「なんじゃこれ」という感じで、なかなか理解できませんでした。

最終的には、チャットGPTに図を作ってもらいました。図にしてもらったことで、抵当権者や第三取得者、先取特権を行使する売主といった登場人物の位置関係が整理され、ようやく腑に落ちました。この問題はAランクの評価だったので、しっかり時間をかけて勉強しました。

Cランクの問題も、一応目を通しました

付箋を貼った問題集をめくりながら確認する男性

物権の最後の問題は譲渡担保に関する問題で、評価はCランクでした。それでも一応目を通してみて、譲渡担保について少しずつ分かってきた感覚がありました。

また、根抵当については条文問題しか出ない印象で、譲渡担保もおそらく同じだろうと考えています。条文問題は条文を引けば分かるので比較的取り組みやすく、知識を問う問題としてそこまで難しくありませんでした。これが判例問題だったら、もっと苦戦していたと思います。

「これは二度と出ない」という話は、誰が言っているのか

講師の話を腕組みで懐疑的に聞く男性

次は債権(民法)に進みますが、その前に、今回使っている旧ウォーク問について触れておきます。この旧ウォーク問には平成26年(2014年)の問題が載っています。2014年の民法は難しすぎて、補正措置がかかった年だと理解しています。そのため、同じようなことがまた起きるかもしれないという対策として、この年の問題もあえてやっている、という位置づけです。

よく、「これはもう二度と出ない問題だから、やらなくていいよ」と言う人がいます。ただ、私はそれはどうかと思っています。誰が決めたのか、という話です。結局それは、予備校の講師やYouTuberが言っていることの受け売りにすぎないことが多いと思います。これは行政書士試験に限った話ではなく、予備試験についても同じで、「この論点はもう出ない」という話も、私はそんなことはないと思っています。

捨てていいのは「問題」であって、「知識」ではありません

問題集の間を細い糸でつなぐ知識のイメージ

確かに、Cランクと評価されている問題そのものは、出る可能性が低いだろうから、目を通すだけでいいと思います。先ほどの譲渡担保のような問題がその例です。

ただし、その問題の肢の中で問われている知識、たとえば債権譲渡の知識、物上代位や物権変動の知識、抵当権や先取特権の知識は、別にCランクではありません。これらの知識がないと、結局本番で困るのは自分です。だから私は、そこに関してもしっかり理解していく方向で勉強したほうがいいと思っています。基本的には、すべての問題が重要だという前提で考えています。

正答率7割の問題を落とさないことを優先します

そのうえで、どう進めていくかというと、正答率7割の問題は絶対に正解しなければいけないラインだと考えています。そこを万が一落としてしまったときは、そのつど頑張ればいいだけの話です。今、出回っている情報だけを見て、「この問題は正答率が低いから捨てよう」と取捨選択するのは、ちょっとおかしいと思っています。

それは本来、予備校からお金をもらっている講師の仕事であって、受験生が自発的に「正答率が低いから捨てよう」と判断することではないと思います。そんな効率を求めてどうするのか、とも思います。本番で初めて見る問題にまったく歯が立たない状態になってもいいのか、という懸念もあります。今はまだそういう取捨選択をする時期ではないので、行政書士試験で問われてきた知識については、とりあえず一通り触れていく、という方針で進めています。

まとめ

  • 民法はようやく物権が終わり、次は債権に進む段階(3か月経ってもウォーク問1周が終わっていないスローペース)
  • 平成26年(2014年)の抵当権・債権譲渡・先取特権が絡むAランクの複合問題に苦戦し、ChatGPTに図を作ってもらってようやく理解した
  • 最後の譲渡担保の問題はCランクだったが一応目を通した。根抵当は条文問題が中心で比較的取り組みやすい
  • 「これは二度と出ない問題」という話は、予備校講師やYouTuberの受け売りにすぎないことが多く、鵜呑みにしていない
  • 捨てていいのは問題そのものであって、そこで問われる知識(債権譲渡・物上代位・抵当権・先取特権など)ではない
  • 優先しているのは、正答率7割の問題を確実に正解すること
  • 今は取捨選択をする時期ではなく、行政書士試験で問われた知識には一通り触れる方針

よくある質問

Q. Cランクの問題は勉強しなくていいですか? A. 私は「問題を解く優先順位」と「知識を身につけるかどうか」を分けて考えています。Cランクの問題そのものは出にくいので目を通す程度でよいと思いますが、そこで問われる知識(債権譲渡や物上代位など)は他の問題ともつながっているので、そこまで捨てると本番で困ると思います。

Q. 「この問題はもう出ない」という話はどう考えればいいですか? A. 私は、誰が決めたのか分からない話だと思っています。結局は予備校の講師やYouTuberの受け売りであることが多いので、鵜呑みにせず自分で判断したほうがいいと考えています。

Q. 勉強の優先順位はどう付けていますか? A. 正答率7割の問題を確実に正解することを最優先にしています。そこを落としたら、そのつど取り返せばいいだけだと思っています。

出典

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