先に結論を書きます。 私は去年の10月、試験まで残りわずかという時期に、理由もなく急にやる気が消えました。やる気が上がるのを待つのではなく、上がらないまま無理やり体を動かすしかありませんでした。試したことは三つ、報酬表を見る・合格者インタビューを聞き流す・朝15分歩くで、いちばん効いたのは朝の散歩でした。
私はもともと、モチベーションという言葉で悩んだことがない人間です。夏バテもしないし、体調で勉強が止まるタイプでもありません。その私が去年の10月、急にやる気がなくなりました。不思議なのは、試験が近づくほどやる気が落ちていったことです。今この記事を読んでいる方は、あと2ヶ月ほどで私と同じ場所に立つはずです。だから今日は、そこからどうやって戻したかだけを書きます。
「モチベーションで悩んだことがない」私が、去年の10月だけおかしくなった

それまでの私は、もう淡々と勉強していけばいいという感じでした。開いた場所を読んで解いて、読んで解いて、それだけを繰り返す。体調で止まることもないし、夏バテもしない。なのに10月に入った途端、机に向かえなくなりました。
一番きつかったのは、理由がわからないことです。体は元気だし、頭も冴えている。なのにやる気が出ない。サボりたいわけではないのに、やる気だけがない。そういう状態でした。
しかも10月は、1年でいちばんやらないといけない時期です。今やらないと落ちると自分でわかっていて、それでも動けない。複数年やっている人ほど「あるある」だと思いますし、私もそのあるあるでした。まずこれを変えようと思いました。
まず試したこと① 行政書士のホームページで「報酬表」を見る

最初にやったのは検索です。沖縄県行政書士で検索すると、行政書士のホームページがずらっと出てきます。それを1個ずつ、やる気がないながらもクリックして、報酬表を見ていきました。合格体験記ではなく、報酬表です。
見ていくと、この案件はこれくらい稼げるんだという相場がわかってきます。そのうち、自分がその仕事をしている姿が浮かんでくるんですね。俺ならこのホームページをこう変えるな、これはレスポンシブデザインになっていないな、この人はホームページを作っていないんだな、という感じで、ずっとネットサーフィンをしている状態でした。
ブログ記事も見て、こういう伝え方をするなら私だったらこう書くな、と想像を膨らませる。それで多少はやる気が上がった気がします。合格した先ではなく、合格した先で自分が稼いでいる絵を見に行く、という感覚でした。
次に試したこと② 合格者インタビューは聞き流すだけでいい

次にやったのが、行政書士試験の合格者インタビューを見ることです。予備校からたくさん出ています。アガルート、LEC、伊藤塾。LECは合格インタビューそのものはそんなになかったと思いますが、祝賀会の映像などで見ていました。
ただ、まともに聞く必要はありません。見るだけでいいんです。合格体験記もすごくたくさんあって、私は誰よりも勉強しましたとか、そういうものがいっぱいあるのですが、正直まともに聞いたものは何一つないですし、記憶にあるものも何もありません。聞き流すぐらいでいい。それで少しやる気が出ました。
勉強法を学ぶために見るのではありません。この人は嬉しそうに喋っているな、自信満々に喋っているな、こういうふうになりたいな、そういう感じができればいいと思いながら見ていました。祝賀会の幸せそうな雰囲気を見て、自分も参加したいなと思いましたが、結局参加できませんでした。私は予備校生ではなかったので、参加できなかったんです。少しがっかりしましたが、試験前にモチベーションを上げる分には十分でした。中身ではなく、顔を見に行くという感覚でした。
正直に言うと、この二つだけではまだ足りませんでした。動画と検索の力で上げようと頑張ってはみたのですが、上がりきらない。少し上がったかな、という程度で、カンフル剤にはなりませんでした。
一番効いたのは③ 朝15分の散歩でした

それでもどうしようもなくて、このまま終わってしまうのかなと思っていたとき、これはちょっと普通じゃないぞという感覚になりました。もしかしてうつ病かな、と思ったんです。それで朝散歩することにしました。
これはあくまで私の勝手な考えですが、やる気が上がらないことと、うつはだいぶ近いところにあるんじゃないかと思っています。気合の問題ではなく、やる気の出る脳内物質が単に出ていないだけじゃないかと。これを出すには朝日を浴びるといい、というのを昔やったことがありました。
宅建の試験で、私は1点差で落ちたことがあります。そのとき3日ぐらい落ち込んで、これはうつじゃないかと思い、動画でうつ病の治し方を調べたら、3つほど出てきて、そのうちの1つが朝日を浴びるという話でした。朝日を浴びて歩くと、脳内物質が出るらしいんです。
だいたい15分ですね。朝早く起きて歩く。ただ、直前期なので15分でももったいないと感じます。朝起きてすぐ勉強したいのに、散歩に使うのはもったいない。だから耳で聞きながら歩けばいいんです。条文の要件と定義を思い出しながら歩くのでもいい。朝の15分はそれくらい貴重です。
これで少しやる気を上げて、そのまま仕事に行きました。効いたのは朝だけではありません。仕事から帰ってきて、さあ勉強という時に、スッと机に向かえることがわかったんです。試したのはこの3つ、報酬表を見る、合格インタビューを見る、朝散歩でしたが、最後の朝散歩が一番効きました。
それでもダメな日は、精神論に逃げずに動く理由を探す
それでもダメな日はありました。そういう日は、合格した後のことを考えたり、美味しいものを食べたりしました。美味しいものを食べて脳内物質を出す、という感覚です。うなぎは夏だけ食べていたので、10月に何を食べていたかというと、思いつくのはもう朝マックぐらいです。今日は本当にやる気がないなという日は、朝マクドナルドでソーセージマフィンセットを頼んでいました。それで十分な日もありました。好きなものを食べて元気を出す、という感じです。
ここで精神論に逃げない方がいいと思っています。気合が足りない、気合が足りないという昭和の精神論でやってしまうと、たぶん続きません。自分にとって一番効果があるのは何だろう、というのを真剣に考えました。気合が足りないだけで片付けると、そこで止まってしまう気がします。食べ物でも場所でも、動く理由になるなら何でもいいという感じでした。
直前期の10月、私の1日はこうでした。朝早く起きて15分歩く。仕事は5時で終わらせる。それから図書館で2時間。私が使っていた図書館は8時に閉まるので、そこからタリーズに移動してコーヒーを頼み、10時まで2時間。帰り道にパン屋があって、9時頃から半額になるので、残っているものを買って食べていました。家に帰ってからまた2時間勉強。合計で5時間、6時間くらい勉強していました。頭の中はずっと行政書士試験のことだらけで、仕事が終わって勉強モードに入ったら寝るまでずっとです。途中で何か食べるのは、やる気を切らさないための手でもありました。こうやって10月をなんとか渡って、本試験を迎えました。
まとめ
- 去年の10月、理由もなく急にやる気が消えた。体調は良かったのに机に向かえなかった
- 上がってから動いたのではなく、上がらないまま無理やり動かした。ゴリ押しだった
- 試したこと①:行政書士のホームページで報酬表を見て、稼いでいる自分の姿を想像した
- 試したこと②:合格者インタビューや合格体験記は、聞き流すだけで少し効いた
- 試したこと③:朝15分歩く。これがいちばん効いた。仕事帰りの勉強にも効いた
- それでもダメな日は精神論に逃げず、朝マックなど「動く理由」を探した
- 自分に何が効くかは自分がいちばん分かる。落ちてから探すと気力がないので、今のうちに試しておく
よくある質問
Q. やる気が出ないのは甘えですか? A. 私はそう思っていません。体調も頭も問題ないのに、やる気だけが出ないということが実際にありました。サボりたいわけではないのに動けない状態でした。
Q. モチベーションを上げるには何がいちばん効きますか? A. 私に効いたのは朝15分の散歩でした。ただしこれはあくまで私に効いた方法です。自分に何が効くかは自分がいちばんわかっているはずなので、今のうちに試しておくといいと思います。
Q. やる気が出ない日は何もしなくていいですか? A. 私は精神論では続かないと思っていて、何か動く理由を作るようにしていました。私の場合は好きなものを食べることも一つの手でした。
