条文を読めば「サービス問題」になる|ファイナル模試の復習で気づいた行政書士試験の分かれ目

自宅の机で模試の答案を見直しながら六法を開く男性

先に結論を書きます。 2025年のファイナル模試は、私自身、その年に受けた公開模試1回目・2回目・ファイナル模試の3回の中で、いちばん点数が悪い結果でした。悔しくて復習をやり直してみたところ、落としていた問題の多くが条文をそのまま覚えて読んでいれば解ける「条文問題」だったと気づきました。行政法も民法も商法・会社法も憲法も、条文問題を落とさないことが、合格点を作る一番の近道だと思っています。

この話は、本試験まで約1か月半となった2025年9月30日の動画です。前回の動画に思った以上に反響があり、たくさんコメントをいただいたので、そのコメントを読みながら振り返る回にしました。「模試の会場受験は今回で5回目です」「民法が難しかった」「一般知識が難しすぎる」「心が折れそうなくらい難しかった」など、今年のファイナル模試に苦しんだという声がとても多かったです。私の予想では、一般知識14問のうち10問くらいは正答率50%以下になっているのではないかと思います。

私自身も、今年受けた公開模試1回目・2回目・ファイナル模試の3回の中で、いちばん点数が悪かったのがファイナル模試でした。1回目・2回目は自宅受験でしたが、ファイナル模試は今年初めて会場で受験しました。会場だとのびのびできず、パフォーマンスが下がったような気がして、「やっぱり会場受験もやっておかないとダメだな」と思いました。

そこで、悔しさもあって復習をやり直してみたところ、あることに気づきました。落としていた問題の多くが、条文をそのまま読んでいれば解けたはずの「条文問題」だったということです。

目次

復習して気づいた、自分の失点の正体

深夜、模試の答案を復習しながら気づいた表情を見せる男性

基礎法学は、最初の1問目は難しく感じませんでしたが、2問目はそれなりに難しく、正解できたのは1問だけでした。ほかにもいくつか落としている問題があって、そこを改めて分析というか復習し直してみると、落としていたのは条文問題だったんです。

私の理解では、条文問題というのは、判例の知識がなくても、条文をそのまま覚えて読む習慣をつけていれば解けてしまう問題のことです。つまり、条文問題を落としているということは、条文を見て読む習慣さえつければ解けるようになる、ということでもあります。ここに気づいてから、残りの期間で何をやるべきかがはっきりしました。

行政法は「条文を読む」だけでサービス問題になる

六法の条文を指でたどりながら読み込む男性

行政法の中でも、地方自治法は難しいと感じています。ただ、それ以外の行政法の分野については、条文をしっかり読んでおけば、もうサービス問題だと思っています。

行政事件訴訟法については、3問中2問が条文問題で、残り1問はほぼ必ずと言っていいほど判例問題が出ます。条文と判例が混ざったような問題もあり、地方自治法と同じく、ここは安定させにくいところだとも感じています。国家賠償法は、条文というより判例中心の問題です。

行政法トータルで言うと、条文さえしっかり押さえておけば12問は確実に取れると思っています。そこに判例をもう少し頑張って上乗せして、本番では15問、欲を言えば16問を取りたいというのが、私の目標です。

民法・商法会社法は条文問題を落とすと致命傷

二冊の六法を見比べながら条文を確認する男性

民法も、判例問題と条文問題がごちゃまぜになって出題されますが、条文問題は絶対に落としてはいけないと思っておいたほうがいいです。もし民法で条文問題を落としているようなら、そこを重点的に見直していくのがいいと考えています。

商法・会社法は、基本的にもう条文問題しか出ません。ですので、過去問に出てきた条文を、しっかり読み込んでいくというのがやるべきことです。判例問題もたまに出ますが、そこはそんなに力を入れなくてもいいのかなと思っています。

憲法の条文問題も絶対に落とせない

六法にマーカーで印をつけながら確認する男性

憲法についても、条文問題に関しては絶対に落としてはいけません。加えて、人権分野は判例がたくさんあるので、忘れないように必ずチェックしていったほうがいいと思っています。

こうして科目ごとに見直してみると、行政法・民法・商法会社法・憲法のどれをとっても、「条文問題を落とさない」ことが土台になっていました。判例をどう積み上げるかより先に、まず条文でどれだけ確実に点を拾えるかが、合格点に届くかどうかの分かれ目になると感じています。

まとめ

  • 今年のファイナル模試は、公開模試1回目・2回目・ファイナル模試の中で一番点数が悪かった
  • 会場受験は今年初めてで、パフォーマンスが下がったような感覚があった
  • 復習をやり直すと、落としていた問題の多くが「条文問題」だった
  • 行政法は地方自治法以外、条文をしっかり読めばサービス問題になる。条文だけで12問は堅く取れる
  • 行政事件訴訟法は3問中2問が条文問題、国家賠償法は判例中心
  • 民法・商法会社法は条文問題を落とすと致命傷。商法会社法は特に条文問題しか出ない
  • 憲法も条文問題は絶対に落とせない。人権分野の判例も忘れずチェックする

よくある質問

Q. 条文問題とはどんな問題ですか? A. 私の理解では、判例の知識がなくても、条文をそのまま覚えて読んでいれば解ける問題のことです。今回のファイナル模試の復習で、この条文問題を多く落としていたことに気づきました。

Q. 残りの期間、特に条文を読み直しているのはどの科目ですか? A. 民法と商法・会社法です。商法・会社法は基本的に条文問題しか出ないので、過去問に出てきた条文を丁寧に読み込むようにしています。

Q. 憲法や行政法の判例はどうすればいいですか? A. 行政法は国家賠償法が判例中心の科目なので、判例も捨てずに拾いたいところです。憲法は人権分野の判例が多いので、条文と合わせて忘れないようにチェックしています。

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