行政書士試験、模試で180点を一度も取れずに合格しました|受かった年の点数を全部出します

夜の机で模試の結果を見つめている男性

先に結論を書きます。 私が行政書士試験に受かった年(令和7年度)、予備校の模試で記述抜き180点を取れたことは一度もありませんでした。本試験は記述抜き144点。模試の最高点より34点低い点数で、それでも合格しています。

試験まで2か月を切ると、模試の点数で心が折れかける人が増えます。この記事は「これをやれば受かる」という話ではありません。焦ったまま本試験まで行った一人の記録です。

目次

受かった年の模試の点数を、全部出します

机の上に時系列で並べた模試の答案

すべて記述抜きの点数です(記述抜きは240点満点)。

時期模試記述抜き
5月市販模試(合格革命シリーズ)90点
7月到達度確認模試156点
8月到達度確認模試176点
9月全日本公開模試158点
10月ヤマアテ模試138点
11月3日ファイナルチェック模試(伊藤塾)178点(自己ベスト)
11月9日本試験144点

自己ベストの178点は、本試験の6日前です。あと2点で180点でした。そして6日後の本試験は144点。模試の最高点から34点落ちています。

私はYouTubeの概要欄に、毎回目標を書いていました。「予備校模試で記述抜き180点以上を3回以上取る」。結果は3回どころか、0回です。目標を一度も達成しないまま、焦ったまま本試験に行きました。

いちばん焦ったのは、合格の2年前でした

模試の会場で、先に帰っていく受験生を横目に答案を見る男性

受かった年より焦っていたのは、その2年前です。第1回の到達度確認模試で、記述抜き114点でした。合格ラインは記述込みの300点満点で180点なので、半分ちょっと。思ったことは一つだけでした。これ、間に合わない。

他の人がどれくらい取れているのか気になって、SNSを見ました。記述抜きで240点、つまり満点近い点数を上げている人がいる。LECの横溝先生も動画で話されていますが、SNSには基本、点数がいい人しか点数を上げません。 分かっていても、自分の114点と比べてしまう。

会場受験だったので、試験時間の途中で帰っていく人もいました。「全部書きました」という顔で帰っていく人を見て、自分よりずっと進んでいるんだろうと思っていました。

つらかったのは、点数そのものより「間に合わないかもしれない」という感覚でした。1日3時間×7日=週21時間と決めた勉強時間が、なかなか達成できない。直前期なのに民法も危ない。

そして、点数が上がっても焦りは消えませんでした。次の到達度確認模試は144点で、前回から30点上がりました。それでも「たまたまじゃないか」と思っていました。受かった年も、自己ベストの178点を取った日に「あと2点なのに」と思っています。焦りは、点数でも残り日数でも消えませんでした。

焦っていた時期に、やめたこと3つと続けたこと1つ

使い込んだ古い教材だけが並ぶ机と、床に置いたままの新しい本

焦りは消えないので、消そうとするのはやめました。代わりに、やることを減らしました。

やめたこと

  1. 他人の点数を見る。 見ても自分の残り時間が減るだけで、1問多く解けるようにはなりません。頑張っている人の「週30時間勉強しました」「週60時間勉強しました」という投稿が、だんだんマウントに見えてきたのもやめた理由です。
  2. 新しい教材を買う。 受かった年は一冊も買っていません。2年前に使ったLECの教材(スマートクラス90と56点アップ道場)を使い回しました。本屋でパラパラめくると「これを買えば点が上がる」気がしますが、私の場合は買った時点で安心して、結局読みませんでした。56点アップ道場は2年前に間に合わなかった教材で、書き込みを全部消して一から書き直しました。
  3. 合格体験記を参考にする。 自分と状況がかけ離れた人の体験は、残り日数の少ない自分には再現できないと感じました。やる気が落ちたときに、楽しそうに話している人の表情を見て元気をもらうことはありました。

三つに共通しているのは、やっても1点も増えないことです。焦っているときほど、点が増えないことをやりたくなります。

続けたこと

間違えたところは、その日のうちにもう一回やる。 「これなんだっけ」と思ったら、放置せずすぐ調べる。これは毎回やっていました。

ただ、この習慣には失敗もあります。模試の問題まで完璧に復習しようとして、前の年は時間がないのに模試の復習にほとんどの時間を使ってしまいました。模試の問題がそのまま本試験に出るわけではありません。受かった年は、過去問、過去問、過去問。模試を受けたら模試の復習。がむしゃらでした。

落ちた2年と受かった1年、違ったのは記述でした

記述式の答案用紙にペンで書き込んでいる手元

偉そうに書いてきましたが、私は落ちています。本試験の点数を並べます。

年度記述抜き記述結果
令和5年度136点不合格
令和6年度142点8点不合格
令和7年度144点38点合格

令和6年度は自己採点142点の時点で希望を持っていませんでした。記述も書けず、結果は8点。

令和6年度から7年度で、記述抜きは2点しか上がっていません。 分かれたのは記述で、8点から38点、30点上がりました。 直前期にいちばん効いたと感じているのは、56点アップ道場の反復です。特に行政法を繰り返しました。

一つだけ言えるとしたら、前の年の反省から「絶対に手を広げない」と決めた年のほうが、点数は伸びていたということです。

まとめ

  • 受かった年、予備校模試で記述抜き180点は一度も取れなかった。自己ベストは本試験6日前の178点
  • 本試験は記述抜き144点・記述38点で合格。模試の最高点より34点低かった
  • 焦りは点数が上がっても、残り日数が減っても消えなかった。消そうとしなくていい
  • やめたのは「他人の点数を見る」「新しい教材を買う」「合格体験記を参考にする」。どれもやっても1点も増えない
  • 続けたのは「間違えたところをその日のうちにもう一回やる」
  • 落ちた年と受かった年で、記述抜きは2点しか変わらなかった。変わったのは記述(8点→38点)

これをやれば受かる、とは言えません。私はこうだった、という記録です。

よくある質問

Q. 模試で180点を取れないと、本試験も受からないのでしょうか? A. 私は受かった年に一度も取れていません。本試験は記述抜き144点・記述38点で合格しました。あくまで私一人の結果です。

Q. 直前期に新しい教材を買いましたか? A. 買っていません。2年前に使ったLECの教材(スマートクラス90と56点アップ道場)を使い回しました。

Q. 焦りはどうやって消しましたか? A. 消えませんでした。点数が30点上がっても、自己ベストを出しても消えなかったので、消そうとするのをやめ、やることを減らしました。

出典

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