行政書士の勉強を、誰にも言っていない人へ|独学でいちばんきつかったのは孤独でした

夜の自習室で一人勉強している男性の後ろ姿

受験生だったころ、自習室で話しかけられたことがあります。たぶん「話しかけるな」という空気を出していたと思います。そのときは「こんにちは」だけで済みました。

勉強していることを誰にも言わないのは、悪いことではありません。私も人に言うほうではありませんでした。ただ、一人で長く続けていると気が滅入ってきます。そのときに覚えておいてほしいのは、受からないのは才能のせいではないということです。

家族に言っている人、職場で言っている人、SNSでだけ言っている人、誰にも言っていない人。この記事は、最後の人に向けて書いています。

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言わないのは楽。でも、受かっても誰も知りません

自習室で、隣の人に話しかけられそうになっている男性

勉強していることを言わなければ、落ちても誰にも知られません。 正直、これは楽です。

でも同じ理由で、受かっても誰も知りません。 そして長期戦になると「自分はこれで合っているのかな」と不安になります。すがるものが何もない。続ける自由も、続ける理由も、自分の中にしかありません。

独学でいちばんきついのは、一人で気が滅入ってくること

一人きりの稽古で、気が滅入ってくる夕暮れ

独学のつらさは「教えてくれる人がいないこと」だと思われがちです。でも今は、テキストも解説動画もいくらでもあります。

私がきつかったのは、一人でずっとやっていると気が滅入ってくることでした。問題文を読んでいても、だんだんマイナス思考になっていく。

複数年落ちていると、メンタルはさらにきつくなります。「俺は何をやっているんだろう」。いつも同じ場所で勉強しているおじさんです。そしていちばんきつかったのが、自分には適性がないのかなという結論でした。心が折れたあと「なにくそ」と切り替えて勉強を続けられる人は、多くないと思います。

他の受験生がどうしているか、みんな気になっています

ほかの狩人たちの様子を、そっとのぞく猫の相棒

私が受験生だったころ、行政書士受験生でYouTubeをやっている人は数えるほどでした。今はずいぶん増えています。他の受験生がどういう状態なのか、昔よりずっと分かりやすくなりました。

私は2025年11月10日に「行政書士受験生を引退します」という動画を出しています。この動画は、私のチャンネルで3番目に見られている動画です。

見られた理由は、内容ではないと思っています。本試験の結果報告の動画は、伸びるんです。 年に一回のお祭りです。一方で、解説系の動画や勉強法の動画は全然伸びません。

それだけ、みんな「他の人はどうしているんだろう」と気になっているということです。私も気になっていました。合格した今でも、知っている受験生が今年どれくらい取れているか、見に行ったりします。

受からないのは、才能のせいではありません

夜明け前、枕元のテキストに手を伸ばす男性

誰にも言っていないなら、それはそれでいいと思います。私は妻には言っていましたが、言わないと続けられないものでもありません。

ただ、覚えておいてほしいことがあります。

行政書士試験は、1回で受からなければいけない試験ではありません。 そして、受からないのは才能のせいではなく、知識が抜ける形で勉強しているだけだと私は思っています。頭の良し悪しではなく、忘れているだけです。

「できる・できない」は能力の話です。プロ野球選手が160キロを投げる、ホームランを50本打つ——これは能力の話です。でも、朝早く起きて勉強する、夜寝る前に勉強する。これは「やる・やらない」の話で、能力は関係ありません。自分との戦いです。

言う相手がいない人は、私のYouTubeのコメント欄に書いてください。SNSで発散するのもいいのですが、自分より点数の高い人を見て、かえって気が滅入ることもあります。「ここで頑張っています」と書いて、孤独を紛らわしてもらえればと思って、チャンネルを続けています。

この話を動画で見る

もとにした動画:「この勉強、誰にも言っていない人へ」(YouTube)。

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