【宅建2026】令和8年度の合格点予想は33点が本命|自己採点2.4万人分で分析

依頼の掲示板に、真ん中の棒がいちばん高いグラフを貼り出す受付係と、その棒を指す教官

10月18日に行われた令和8年度(2026年)の宅建試験、受験されたみなさん、本当にお疲れさまでした。

予備校各社の合格点予想は「34点±1」に集まっています。ところが公開データで計算すると、私の予想は本命33点(確率約5割)、対抗34点になりました。

この記事では、次の材料から令和8年度の宅建の合格点(合格ライン・ボーダー)を予想します。

  • 自己採点サイトに集まった約2.4万人分の得点
  • 過去11回分の「個数問題の数」と合格点の関係
  • 各社の講評(去年と比べて易しいか難しいか)
  • 過去10年の「合格点予想」の当たり外れ

あわせて、去年(令和7年度)に合格点ちょうどの33点だった人が何人いたかも推計しました。

※2026年10月20日朝の時点のデータによる、個人の分析です。正式な合格点は11月25日(水)に発表されます。


目次

結論:令和8年度の宅建合格点は本命33点、対抗34点

合格点この点になる確率そのときの合格率
31点以下約3%―
32点約16%20.0〜23.6%
33点約51%17.6〜20.7%
34点約24%14.8〜17.5%
35点以上約6%12.2〜14.4%(35点の場合)
令和8年度 宅建の合格点予想(確率)。33点51%、34点24%、32点16%、35点以上6%、31点以下3%

確率は、①自己採点データ、②出題形式と難しさ、③過去の予想の当たり外れ、の3つの見方で別々に出し、平均したものです。どの見方でも本命は33点でした(くわしくは下の根拠①〜③)。

なお、この確率は公開データをもとにした私個人の見積もりで、統計的に保証された値ではありません。合格点や合否を約束するものではないので、目安として見てください。


根拠①:自己採点データでは33点が最も自然

宅建試験ドットコムの自己採点の集計を、去年・一昨年と並べました。

令和6年度令和7年度令和8年度(10/20朝)
集計人数34,402人33,749人23,967人(集計中)
平均点33.2点30.4点29.9点
中央値35点32点31点
実際の合格点37点33点?
合格点以上の人の割合39.2%44.9%33点:42.3%/34点:35.7%

この集計は点数の高い人ほど入力しやすく、成績が実際より高めに出ます。それでも、毎年の傾向ははっきりしています。

  • 実際の合格点は、毎年「この集計で上位39〜45%」の位置に来ています。 令和4年度・5年度も39%前後で、4年続けて同じ傾向です。
  • この割合は、試験直後から最終までほとんど変わりません。 令和6年度の「37点以上の人の割合」は、試験当日の夜が37.99%、最終が39.22%でした(当日の値は、宅建試験ドットコムが当日夜にXに投稿した画面から読み取りました)。試験2日後の今年の値も、ほぼ最終値とみてよさそうです。
  • 今年の34点は「上位35.7%」の位置です。 過去4年のどの合格点よりも上にあたります。33点の42.3%は、過去の範囲にちょうど収まります。

過去4年、この集計の「合格点以上の人の割合」は、公式の合格率の2.10〜2.41倍でした(最終値。試験当日夜の値まで含めると2.04〜2.41倍)。この倍率で割り戻して、今年の合格点ごとの合格率を見積もったのが次のグラフです。

令和8年度 宅建の合格点ごとの合格率の見込み。32点20.0〜23.6%、33点17.6〜20.7%、34点14.8〜17.5%、35点12.2〜14.4%。直近7年の合格率17.0〜18.7%に最も重なるのは33点

令和元年度から令和7年度までの10月試験の合格率は、7回とも17.0〜18.7%でした。この範囲に最も重なるのは33点です。34点だと14.8〜17.5%で、重なるのは上の端だけになり、近年の水準より低めです。


根拠②:個数問題は10問、難しさは去年並み

問題文(宅建試験ドットコム「過去問道場」で確認)から私が数えた、年度ごとの個数問題(「正しいものはいくつあるか」)と組合せ問題の数です。

年度個数組合せ評価合格点
H279※1難化31
H2862易化35
H2961やや難35
H3031やや易37
R160並み35
R240やや易38
R360難化34
R461やや易36
R581並み36
R642並み37
R7112やや難33
R810※5並み?

H=平成、R=令和(R8が今年。R2・R3は10月試験)。「個数」は個数問題、「組合せ」は組合せ問題の数です。「評価」は、各年の予備校各社の講評を前年と比べて私が一言にまとめたもので(並み=前年並み)、社によって評価が分かれた年もあります。※うち5問は肢が3つ(H27も今年も5問)。今年の「並み」は、去年の難しい水準のままという意味です。

宅建の個数問題の数と合格点(平成27年〜令和7年)。個数問題が多い年ほど合格点が低く、令和8年度の10問を当てはめると約32.7点
  • 個数問題が多い年ほど、合格点は低くなっています。 3〜4問の年は37〜38点、11問だった去年は33点でした。この関係を今年の10問に当てはめると、約32.7点になります。
  • 肢が3つの個数問題でも、楽になるとは限りません。 肢3つが5問あった平成27年の合格点は31点で、表の11年間で最も低い点でした。
  • 各社の評価は「去年(33点)並み〜やや難しい」が中心です。 分野別に見ると、権利関係は各社とも難しめ、宅建業法は去年並み〜やや難しい(組合せ問題が1問から4問に増加)、税・価格は易しくなりました。法令上の制限は、LEC・日建学院・フォーサイトが「易しくなった」、ユーキャンが「去年に続き難しい」と分かれています。
  • 過去に「前年並み」と評価された3回(令和元年・5年・6年)の合格点の動きは、−2〜+1点でした。
  • 10/20朝の時点で私が確認した主な予備校など10社(宅建試験ドットコム・住宅新報を含む)の解答速報は全問で一致していて、没問や複数正解になりそうな問題は今のところ見当たりません。

根拠③:「最多予想」は毎回±1点以内。ただし、ぴったり当たったのは10回中2回

宅建速報.comは、予備校や講師の合格点予想を毎年集計しています。さらに「最多予想の信憑性」というページで、最も多かった予想と実際の合格点を比べる検証もしています。下の表は、そのページの「予想最多」に、RETIO公表の合格点・合格率を合わせて、10月試験の過去10年分を私が並べ直したものです。

年度最も多かった予想実際の合格点合格率
平成28年35点35点15.4%
平成29年34点35点15.6%
平成30年36点37点15.6%
令和元年36点35点17.0%
令和2年37点38点17.6%
令和3年35点34点17.9%
令和4年35点36点17.0%
令和5年37点36点17.2%
令和6年37点37点18.6%
令和7年34点33点18.7%
  • 宅建速報.comの検証でも示されているとおり、実際の合格点は毎回「最多予想±1点」に収まっていますが、ぴったり当たったのは10回中2回です。表の10回では、1点下が4回、1点上が4回でした。12月試験2回を含めると、1点下は12回中6回です。
  • 今年の最多予想は34点です(宅建速報.comの集計、10/19夜時点。集まった36の予想のうち32が34点を含んでいます)。TAC・LEC・日建学院・フォーサイトは34点±1、資格の大原は34・35点、伊藤塾は35点±1、資格スクール大栄は33点か34点です。
  • TAC・LEC・日建学院の3社の予想の中心がそろった年は、平成29年(34点→実際35点)・令和元年(36点→35点)・令和3年(35点→34点)の3回で、いずれも実際の合格点は1点ずれました。3回だけなので偶然かもしれませんが、今年はこの3社にフォーサイトも加えて34点にそろっています。
  • ユーキャンは32点±1です。 自社の自動採点の集計で、税・価格の平均点は去年より上がったものの、権利関係・宅建業法・法令上の制限が下がり、差し引きで去年より1点以上低くなるとみたことが根拠です(ユーキャンの解答速報ページより)。宅建速報.comの過去の集計で見ると、直近5年(令和3〜7年)は、実際の合格点がユーキャンの予想の中心を上回ったことがありません。的中が3回(令和4〜6年)、1点下が2回(令和3年・令和7年)です(令和2年は1点上でした)。

【参考】合格点の1点の重さ:去年33点ちょうどは約9,000人

ここで、合格点の1点にどれだけの人がいるのかを見ておきます。

令和7年度の結果は、受験者245,462人、合格者45,821人、合格率18.7%、合格点33点(5問免除の人は45問中28点)でした(不動産適正取引推進機構(RETIO)「試験結果の概要」「試験実施概況(過去10年)」)。

RETIOは、点数ごとの人数を公表していません。そこで、宅建試験ドットコムの令和7年度の集計(33,749人分)を使って推計しました。この集計は点数の高い人ほど入力しやすく、成績が実際より高めに出ます。去年は33点以上が44.9%で、公式の合格率18.7%の約2.4倍でした。そこで、公式の合格率に合うように割り引いて計算しました。

33点ちょうどの人数は、3通りの方法で計算しました。

  • 集計の割合をそのまま使う:集計では、33点以上の人のうち16.9%が33点ちょうど。これを公式の合格者数に当てはめると約7,750人(少なめの目安)
  • 高得点の人ほど入力しやすい分を割り引く(何通りかの方法で):約8,500〜10,300人
  • 得点の分布を、左右対称の山形(正規分布)とみなす:約7,900〜9,400人

まとめると、去年33点ちょうどだった人は約9,000人(幅は約7,750〜10,300人)です。受験者の約3.7%、合格者のおよそ5人に1人にあたります。1点足りずに32点で不合格になった人も、ほぼ同じ規模(約8,500〜11,000人)いたと考えられます。

つまり、合格点が1点違うと合格率は3〜4ポイント変わります。過去10年の10月試験の合格率は15.4〜18.7%で(令和2・3年度の12月試験を除く)、この幅は1点分とほぼ同じです。合格率を例年の範囲に収めるなら、合格点の候補は毎年ほぼ1つに絞られます。


34点・32点になるのはどんな場合か

33点が本命といっても、確率は5割ほどです。外れる場合も書いておきます。

34点になる場合

  • 自己採点の集計の「高めに出る度合い」が、令和6年度のように小さい年だった場合です。この場合、33点では合格率が20%を超えるので、34点のほうが自然です。
  • 個数問題10問のうち5問は肢が3つしかなく、LECは「解きにくさは和らいだ」と評価しています。形式は見た目ほど難しくなかったとも言えます。

32点になる場合

  • 点数の低かった人ほど自己採点を入力しない傾向が、今年は例年より強い場合です。集計が例年以上に高めに出ていることになり、合格点は32点まで下がります。去年も、受験者は増えたのに集計人数が減り、30点に届かなかった層が入力しなかったとみる分析がありました(★銀次郎の合格ブログ)。
  • ユーキャンの見立て(自動採点の科目別平均点を差し引きすると、去年より1点以上下がる)が正しい場合です。

合格発表(11月25日)までの確認ポイント

日程は、宅建速報.comの「集計データの速報日程」と各社の告知をもとにしています。変更されることがあるので、最新の情報は各社のサイトで確認してください。

日付できごと
10月23日(金)LEC 成績診断・第1弾の公開
10月24日〜27日資格の大原の合格ライン予想会・講評
10月25日(日)TAC の本試験分析会、LEC の合格基準点予想会
10月30日(金)LEC 成績診断・第2弾
11月25日(水)合格発表(RETIO、9時30分)

LEC と TAC の平均点が出たら、もう一度見直します。個人ブログ「★銀次郎の合格ブログ」の集計では、LEC と TAC の平均点(どちらも最終値)が33点台だった年(平成25年・26年、令和7年)の合格点は、32点か33点でした。LEC の第1弾は最終値より0.2〜0.5点高く出る傾向があるので、その分を差し引いて見ます。


まとめ:令和8年度 宅建の合格点予想は33点が本命

  • 令和8年度の宅建の合格点は、33点が本命(約5割)、次が34点(約4分の1)と予想します。
  • 自己採点データ、個数問題の数、各社の講評、過去の予想の外れ方。どれで見ても33点が中心か次点に来ます。
  • 去年の推計では、合格点ちょうど(33点)の人が約9,000人いました。33〜34点の方は、11月25日まで本当にどちらに転ぶか分かりません。

自己採点が32〜35点の方は、気になって落ち着かないと思います。発表までの約1か月、次の勉強や登録実務講習の準備など、できることを進めておくのがおすすめです。


この記事のデータについて

  • 合格点・受験者数・合格者数は RETIO の公式発表です。令和7年度の一般受験者の数は、全体から5問免除の人を引いて出しました。
  • 自己採点の集計は、任意で入力された結果です。点数の高い人ほど入力しやすいので、割り引いて使っています。5問免除の人を50点満点に直して集計しているかは、ページに書かれていません。
  • 予想の確率は、公開データをもとにした私個人の分析です。予備校の公式見解ではなく、合否を保証するものでもありません。

出典

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