宅建、模試で30点に届いていない人へ|まず「勉強不足」と認めるところから

模試の結果と、めくられたカレンダーが置かれた夜の勉強机

先に結論を書きます。 直前期のこの時期、模試で30点を超えていないなら、それは「勉強不足のサインが出ている状態」だと私は考えています。低い点数から追い上げて合格する人もいますが、それは相当な勉強時間を確保できた場合の話です。逆に模試の点数が高くても本番で落ちることはあります。私自身がそうでした。残り37日、権利関係の得意・不得意で配分を変え、1日3時間以上を机に向かう時間に充てるのが、私が考える仕上げ方です。

この動画を撮ったのは2024年9月、本番まで残り37日という時期でした。模試の結果を見て焦っている方も多いと思います。今回は番外編として、この時期に模試で何点取れていれば望ましいか、私の独断と偏見でお話ししていきます。

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「前者」と「後者」、私は後者でした

模試の結果表を見つめ、複雑な表情をする男性

模試の点数は、その時点での記録でしかない。そう冷静に見ることもできます。ただ一方で、最低このくらいの点数は取れていなければいけないのではないか、という漠然とした感覚もあります。

私の周りには、2週間前まで20点台だったのに、そこから猛勉強して本番で40点を取った人もいれば、模試では常に35点を超えていたのに、本番で1点差で落ちた人もいました。私自身は、この後者に当たります。模試の点数が高ければ高いほど受かる確率は上がる感覚はありますが、それは絶対ではないということです。

この2つのタイプで何が違うかというと、前者(追い上げ型)の場合、模試の時点ではまだ過去問をほとんど回していない状態だったと思います。つまり、模試で30点に届かない状態というのは、本当に勉強不足が点数に出ているだけのことが多い、と認識したほうがいいと思います。

2週間ほどで合格ラインまで点数を伸ばした人は、もともと勉強に強いタイプだった可能性が高いと私は見ています。ただし、宅建の受験者が全員そうというわけではありません。学歴も、得意・不得意も人それぞれです。1日10時間勉強できる人の体験談をそのまま真似しようとしても、多くの人は1日2〜3時間が限界です。残り期間でどう仕上げるかを考えるなら、自分の可処分時間に合わせた話を聞く必要があります。

権利関係が得意か苦手かで、残り37日の配分を変える

科目ごとの参考書を手に取り分ける男性の手元

ここから先は、1日2〜3時間しか勉強時間を取れない、一般的な受験生に向けた話です。まず確認したいのは、権利関係が得意なのか苦手なのか、そして宅建業法と法令上の制限がどこまで仕上がっているか、という点です。

権利関係がそこそこ点を取れている人は、宅建業法と法令上の制限に全力を注いで、権利関係は1日30分程度でいいと思います。

一方、権利関係も全部苦手だという人には、まず1日3時間は勉強時間を取ってほしいと伝えています。権利関係は詰め込んでもどうにもなりませんが、何もやらないのとやるのとでは、やはり違うと思います。

必ず出るだろうというテーマとして、保証・抵当権・相続の3つは挙げておきます。あわせて法定地上権もやっておいたほうがいいです。物権変動は超Aランクの問題なので、必ず出ると言っていいと思います。民法についてはこのあたりまでしっかり回しておきたいところです。

賃貸借も毎年必ず出る分野です。賃貸借と借地借家法については、数字要件までしっかり覚えたほうがいいです。賃貸借から発生して、使用貸借まできちんと勉強しておくことをおすすめします。権利関係はここまでできれば十分で、1日3時間の勉強で、14問中7問は死守する。そのうえで、宅建業法と法令上の制限をとにかく回す、という配分です。

過去問とテキストを交互に見る時期に入っている

問題集とテキストを見比べながら勉強する男性

必ずテキストも活用してほしいと思っています。過去問を解いて、答えが合っていたらそれでオッケー、という進め方ではもったいないです。その問題に対してこの解説がある、では違う角度で出題されたらどこを修正して考えればいいのか。それはテキストに書いてあります。その問題の趣旨は、テキストに載っているんです。

やり方としては、過去問から入って、解説を読んでもよく分からなかったらテキストまで戻って読む。そうすれば、こういう成り立ちになっているから、違う聞かれ方をしても対処できる、という状態を作れます。テキストと問題集を交互に見る時期に、もう入っていると思っていいです。

「耳」より「机に向かう時間」を優先する

イヤホンを外し、机に向かって集中して書き込む男性

ここまでやったら、机に向かう時間をどんどん作っていったほうがいいと思います。耳から聞く勉強法もありますが、机に座って勉強する時間に勝るものはないと私は思っています。机に座ったほうが、はるかに集中できますし、覚える量やパフォーマンスもいいものになるはずです。机に座ってする勉強時間を、とにかく作ってください。

独学でやっている人が多いと思いますが、宮崎先生のような有名講師の動画も、すごくいい内容だと思います。こうした動画をしっかり見て取り入れていけば、残り37日でも間に合うと思います。

まとめ

  • 模試で30点に届いていない状態は、多くの場合「勉強不足のサイン」だと受け止める
  • 模試の点数が高くても本番で落ちることはある(私自身がそうでした)。点数が高いほど確率は上がる感覚はあるが、絶対ではない
  • 権利関係が得意なら宅建業法・法令上の制限に全力を、苦手でも1日3時間は確保して14問中7問を目指す
  • 権利関係で必ず出るテーマは保証・抵当権・相続・物権変動。法定地上権、賃貸借・借地借家法の数字要件も押さえる
  • 過去問を解いたらテキストの解説で趣旨を確認する。過去問とテキストを交互に見る時期に入っている
  • 「耳」で聞く勉強より、机に座って勉強する時間を優先したほうが集中できて記憶に残る

よくある質問

Q. 模試で30点に届いていません。もう間に合いませんか? A. 私は「30点未満は勉強不足のサイン」だと捉えるべきだと思っていますが、残り37日で1日3時間以上を確保できれば、そこから点数が伸びる余地はあると考えています。

Q. 権利関係が苦手なままでも大丈夫ですか? A. 権利関係だけに時間をかけすぎず、保証・抵当権・相続・法定地上権・物権変動・賃貸借と借地借家法に絞って14問中7問を目指し、残りの時間を宅建業法と法令上の制限に注ぐ、という考え方をおすすめしています。

Q. 模試の点数が高ければ安心していいですか? A. 私自身、模試では常に35点を超えていたのに、本番で1点差で落ちた経験があります。模試の点数が高いほど受かる確率は上がる感覚はありますが、絶対ではないと思っています。

出典

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