「行政書士って、食えるんですか」と聞かれることがあります。答えは「人による」なのですが、それだけでは聞いた人には何も分かりません。なので、私一人分の数字をそのまま出しています。
2026年9月は、業務報酬が2万5,000円、経費が6万927円。手元に残ったのは、マイナス3万5,927円でした。8月に続いて赤字です。
9月と8月の数字

| 8月 | 9月 | 2か月の合計 | |
|---|---|---|---|
| 業務報酬 | 2万1,100円(3件) | 2万5,000円(2件) | 4万6,100円 |
| 経費 | 7万403円 | 6万927円 | 13万1,330円 |
| 手元に残ったお金 | マイナス4万9,303円 | マイナス3万5,927円 | マイナス8万5,230円 |
ここに出しているのは、行政書士としての売上だけです。経営している不動産の会社の売上は入れていません。8月の内訳は8月の経費を全部出した記事に書いています。
9月にお金になった仕事は2件でした。
- 農地の案件、2万2,000円。8月にいちばん手を動かしたのに0円だった案件です。最初の調査の段階の分として、正式に受任しました(法定費用はなし)
- 軽自動車の名義変更、3,000円。月末でばたばたしていて請求書だけ置いてきたので、9月末の時点ではまだ受け取っていません。10月に受け取る約束をしています
逆に、8月の2万1,100円のうち6,000円は、9月の初めに入金されました。8月の売上が、9月の入金になったわけです。
「売上」には4つの数字がある

数字をまとめていて、売上と呼んでいるものは4つあると気づきました。
- 請求した総額
- そこから法定費用を除いた、業務報酬
- 実際に口座に入ったお金
- 経費を引いて、手元に残ったお金
だいたい上から順に小さくなります。これを混ぜると、自分で自分をだますことになります。分けておかないと、手元のお金が減っている理由を自分で説明できなくなります。
出ていったお金

不動産の会社と両方に使っているものは、使い方に合わせて分けています。業務に必要な部分をはっきり区分できれば、その部分は経費にできます(家事関連費の考え方)。私は細かく記録していなかったので、半分や3割とざっくり決めて分けました。正直に言うと、きっちりは測っていません。
| 経費(行政書士の分として入れた額) | 金額 | 分け方 |
|---|---|---|
| AIの月額 | 1万7,912円 | 動画・台本・書類に使う。9月から3割に変更 |
| ガソリン | 1万2,519円 | 半分 |
| 保険と通信(車の保険・携帯・FAX・ネット) | 1万2,217円 | 車の保険は9月から半分を入れた |
| 消耗品 | 5,546円 | |
| 行政書士会の会費 | 5,000円 | 仕事がなくても毎月出ていく |
| その他(駐車場代・手数料・コーヒーなど) | 7,733円 | |
| 合計 | 6万927円 |
いちばん大きいのは、会費よりもAIの月額でした。会費は、登録したその日から毎月5,000円出ていきます。売上が0円の月でも、マイナス5,000円から始まるということです。地味にきついです。
印紙や証紙は、お客様から預かって役所に納めるだけのお金なので、売上にも経費にも入れていません。
8月よりマイナスが1万3,000円ほど小さく見えますが、分け方を変えただけなので、きちんとした比べ方ではありません。来月からは、どちらの仕事で使ったかのメモを残すことにしました。
2か月やって分かったこと

月ごとではなく、足して見る。月で見ると上がったり下がったりして、良かった月だけ安心してしまいます。足すと、ごまかせません。3か月分、半年分、1年分の線が上を向いているかどうかだけが、本当の答えだと思っています。
入金の谷がある。大きい案件だけを追っていると、動いている間はずっと0円です。8月の下旬から、着手から入金までが短い自動車の仕事を増やす方に寄せています。大きい案件を捨てるのではなく、谷を越えるための短い仕事を先に置く、という考え方です。9月に最初の分が入った農地の案件も、全体では2年ほどかかると見ています。
私は今の時点で、行政書士の仕事だけでは食えていません。ただ、それは「行政書士は食えない」ということではなく、私がまだ売れていないというだけの話です。目標は、行政書士の仕事だけで会社が回るところまで行くこと。8月が2万1,100円、9月が2万5,000円なので、まだ遠いです。遠いと分かるのも、数字を出したからだと思っています。
なお、9月からYouTubeの収益化が始まり、補助金の相談員の仕事(こちらは売上ではなく給料)もあったので、それを合わせると9月はおそらく黒字です。累計では、まだマイナスです。
この話を動画で見る
もとにした動画:「9月の売上を全部出します。2万5000円で、手元に残ったのはマイナス3万5927円でした【行政書士1年目】」(YouTube・2026年10月2日)。数字は2026年9月末の時点のものです。
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